地方のインターネット事情|3年使って分かったこと

田舎のインターネット事情|3年使って分かったこと(mineo体験記) – acchikocchi.com

田舎のインターネット事情
3年使って分かったこと(mineo体験記)

ある日、住環境を変えようと思い立ち、都道府県を旅した。そしてとある田舎町に落ち着いた。移住前、心配だったのはインターネット環境だった。デジタルコンテンツ制作などwebワークにはWi-Fi契約がが必須だと思っていた。だが、結論から言うと、Wi-Fiなし、mineo 20GBのテザリングだけで3年間乗り切った。動画視聴も、クリエイティブ作業も、すべて可能だった。これは、その記録。

📱 移住前:各地を転々としながら

移住先を探すため、私は数ヶ月間、各地を転々とした。楽天トラベル、Booking.com、そしてHafH(当時は月額料金で国内のホテルやゲストハウスが利用できるサブスク)やAdress(1ヶ月で退会したが)を使いながら、バックパック一つで旅をした。

宿を転々とする生活では、Wi-Fi環境は宿次第だった。ホテルは比較的高速かつ施設内の電波は一定だったが、ゲストハウスは共有スペースから離れると電波が届かないことが多かった。なので、スマホのテザリングも使用するようになった。

この時、気づいたことがある。「Wi-Fiがなくても、意外と困らない」ということだ。

🏠 移住後:ゲストハウス→借家へ

移住直後

ゲストハウス暮らしをスタート。移住先で仕事が見つかったので、勤務先が近い宿に移動。

数ヶ月後

移住者用住宅や町営住宅に申し込み。転々としながら地元の人に尋ね、借家を見つけた。

借家暮らし開始

家を購入している移住者はWi-Fi契約をしていたが、借家暮らしの移住者はポケットWi-Fiが多かった。私は持ち家の目処が立たなかったので、Wi-Fi契約を見送った。

🔬 実験開始:テザリングだけでどこまでできるか

デザイン業もしていたので、Wi-Fiが欲しかった。だが、持ち家の目処が立たない以上、長期契約は避けたかった。

そこで、「テザリングだけでどこまでできるか」という実験を始めた。

📊 私の選択:楽天モバイル → mineo 20GB

当初は楽天モバイルを使っていたが、田舎ではエリアが不安定だった。そこで、mineo 20GBに変更した。

理由

  • 余ったGBを翌月に繰り越せる
  • 20GBを超えても低速で利用可能
  • 月額2,000円前後(当時)

📺 毎日の使い方:動画、音楽、クリエイティブ作業

mineo 20GBで、私は以下のことをしていた。

日常的な使い方

  • サブスク動画視聴:毎日、NetflixやYouTubeを視聴
  • 音楽制作:楽曲のアップロード、ダウンロード
  • デザイン作業:AI画像生成ツールの利用(モデルのダウンロードなど)
  • 仕事のやり取り:メール、Slack、Zoom会議

最初は、「20GBで足りるのか?」と不安だった。だが、残GBを確認しながら使えば、問題なかった

例えば、AI画像生成ツールで大きなモデルをダウンロードする時は、残GBが多い月初に行う。動画は標準画質で視聴する。音楽のアップロードは、Wi-Fiがある役場の休憩エリアで行う(セキュリティに問題ない範囲で)。

そういう工夫をすれば、20GBは十分だった。

✅ mineo 20GBのメリット・デメリット

✅ メリット

  • 余ったGBを翌月に繰り越せる
  • 20GB超過後も低速で利用可能
  • 月額2,000円前後と安い
  • 契約の縛りがない(いつでも解約可能
  • スマホだけで完結(Wi-Fiルーター不要

❌ デメリット

  • 大容量ダウンロードは計画的に
  • 動画は標準画質推奨
  • 家族で共有するには容量不足
  • Zoom会議が多いとGB消費が早い
  • 残GB確認の手間

💡 3年使って分かったこと

1. Wi-Fiは「必須」ではない

田舎に移住する前、「Wi-Fiがないと生活できない」と思っていた。だが、それは思い込みだった。20GBあれば、一人暮らしなら十分。動画を見ても、仕事をしても、問題なかった。

2. 残GBを「見える化」する習慣

mineo 20GBで生活するコツは、残GBを常に確認することだ。mineoのアプリで簡単に確認できる。残りが10GBを切ったら、動画視聴を控える。5GBを切ったら、Wi-Fiスポットを使う。そういう習慣が身につけば、20GBでも十分足りる。

3. 役場の無料Wi-Fiが意外と使える

私の住む町では、役場の休憩エリアに無料Wi-Fiがあった。セキュリティに問題ない範囲で、大容量のダウンロードやアップロードはここで行った。図書館や公民館にもWi-Fiがある場合が多い。

4. 持ち家を買ってからWi-Fi契約でも遅くない

借家暮らしの間は、Wi-Fi契約を見送った。理由は、引っ越しのたびに解約・再契約が面倒だからだ。持ち家を買ってから、じっくりWi-Fiを選べばいい。それまでは、テザリングで十分。

「Wi-Fiがないと不安」という気持ちは分かる。だが、不安は、使ってみれば消える。私は3年間、Wi-Fiなしで暮らした。それで困ったことは、ほとんどなかった。

🏘️ 他の移住者のネット事情

先輩移住者に話を聞いて回った時、興味深いパターンが見えた。

移住者のネット環境パターン

  • 持ち家を購入した人:光回線やWi-Fi契約
  • 借家暮らしの人:ポケットWi-Fiが多い
  • 一人暮らし:テザリング(私のパターン)
  • 家族持ち:Wi-Fi契約が主流

つまり、住居形態と家族構成によって、最適解が変わるのだ。

📊 結論:mineo 20GBはこんな人におすすめ

✅ mineo 20GBが向いている人

  • 一人暮らし
  • 借家暮らし(引っ越しが多い)
  • 動画は標準画質で十分
  • 月2,000円前後に抑えたい
  • 残GB管理が苦にならない

❌ mineo 20GBが向いていない人

  • 家族で共有したい
  • 高画質で動画を見たい
  • Zoom会議が毎日ある
  • 大容量ダウンロードが頻繁
  • 残GB管理が面倒

🏡 ネット環境を気にせず、田舎暮らしを始める

「Wi-Fiがないから田舎暮らしは無理」——そんな思い込みを捨てよう。20GBあれば、意外と何とかなる。まずは住む場所を見つけて、ネット環境は後から整えればいい。

全国の空き家を探す

おわりに

私は40代で田舎に移住した。移住前は、ネット環境が心配だった。「光回線が来ていなかったらどうしよう」「Wi-Fiがないと仕事ができないのでは」——そんな不安があった。

だが、実際に移住してみると、ネット環境は思ったほど問題にならなかった。mineo 20GBで、3年間乗り切った。動画を見て、音楽を作って、デザイン作業をして——普通に暮らせた。

もちろん、家族がいれば話は違う。子供がいれば、動画視聴の需要は増える。その場合は、Wi-FiやポケットWi-Fiが必要だろう。

だが、一人暮らしなら、20GBで十分だ。

「Wi-Fiがないから移住できない」——そんな理由で、田舎暮らしを諦める必要はない。まずは住んでみて、必要なら後からWi-Fiを契約すればいい。

それでいいのだと思う。

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参考情報

・mineo公式サイト(2026年1月現在の料金プランは変更されている可能性があります)
・総務省「ブロードバンド基盤の在り方に関する研究会」
・筆者の3年間の実体験に基づく

※本記事は2026年1月時点の情報です。mineo の料金プランやサービス内容は変更されている可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。

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このブログを書いた人

家と民俗学と旅が好きなwebクリエイター(webアプリ、HP、動画・画像、各種コンテンツ制作)

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