はじめに
田舎への移住を考えた時、誰もが直面する問題がある。「実家のお墓、どうする?」
都会に住んでいた頃は、盆暮れに帰省して墓参り。それで済んでいた。だが、田舎に移住すると、実家から遠く離れる。年に一度の墓参りすら、難しくなる。
そして、もう一つ。移住先で古民家を借りようとすると、こう言われる。
「家は貸したいんだけど……仏壇があるから、どうしたらいいか分からなくて」
空き家を探していると、この言葉を何度も聞く。北陸でも、関東でも、九州でも——どの地域でも、同じ悩みがある。
お墓と仏壇。この2つが、移住の「見えない壁」になっている。
だが、これは現代だけの問題ではない。江戸時代の人々も、明治の人々も、昭和の人々も——それぞれの時代で、この問題と向き合ってきた。
そして2026年の今、私たちには「選択肢」がある。お墓を動かす、動かさない、仏壇を処分する、残す——様々な方法が、ある。
この記事では、時代ごとの「お墓と引っ越し」の歴史を振り返り、令和現在の具体的な選択肢を紹介する。そして、「仏壇があるから貸せない」という空き家問題にも触れる。
第1章:江戸時代——「動かさないお墓」の時代
寺請制度:移動の自由がなかった時代
江戸時代、人々は簡単には引っ越しできなかった。理由は、寺請制度(てらうけせいど)だ。
寺請制度とは、すべての人が「どこかの寺の檀家」でなければならない、という制度だ。キリシタンを取り締まるため、幕府が導入した。
引っ越しをするには、*「寺請証文(てらうけしょうもん)」が必要だった。これは、今でいう「身分証明書」のようなものだ。菩提寺(先祖代々の墓がある寺)が発行する。
つまり、寺の許可がなければ、引っ越しできなかった。
檀家制度:地域に縛られる暮らし
江戸時代の人々は、生まれた土地で一生を終えるのが基本だった。農民は村から出られず、商人は町から出られず、武士は藩から出られなかった。
お墓は、「動かさないもの」だった。というより、動かす必要がなかった。なぜなら、誰も引っ越さないからだ。
菩提寺に属し、檀家として地域コミュニティに深く組み込まれる。お墓は、その地域に根付いている。
江戸時代の人々にとって、お墓は「そこにあるもの」だった。
第2章:明治〜昭和初期——「〇〇家之墓」の誕生
家制度の確立:長男以外は都市へ
明治時代になると、人々は自由に移動できるようになった。だが、家制度が確立された。
家制度では、長男が家を継ぎ、次男以降は「分家」として独立する。長男は実家に残り、先祖代々の墓を守る。次男以降は、都市部へ出て働く。
この時代、「〇〇家之墓」という家族墓が定着した。家単位でお墓を持ち、代々守っていく。
「遠方の実家のお墓」スタイルの誕生
次男以降は、都市部で暮らす。だが、お墓は実家にある。だから、盆暮れに帰省して墓参りをする。
このスタイルが、昭和初期まで続いた。
お墓は「動かさない」。だが、人は「移動する」。
その矛盾を、「年に数回の帰省」で埋める——これが、明治〜昭和初期のスタイルだった。
第3章:昭和中期〜後期——核家族化と「お墓の社会問題化」
高度経済成長:地方から都市へ大移動
昭和30年代(1955年〜)、日本は高度経済成長期に入った。地方から都市部へ、大量の人口が移動した。
完全に核家族化した。長男も、実家を離れて都市部で暮らすようになった。
マンモス霊園の誕生
都市部では、マンモス霊園が次々と建設された。東京都八王子市の「多摩霊園」、大阪府堺市の「堺市営霊園」——郊外の大規模霊園が人気を集めた。
だが、遠方の実家のお墓は、そのまま残った。
「空き墓地」の社会問題化
昭和後期(1970年代〜)になると、問題が顕在化した。
誰もお墓参りに来ない。誰も墓を管理しない。
実家のお墓は、荒れ果てた。草が生え、墓石が倒れ、「無縁墓」となった。
全国の寺院で、「空き墓地」が増加した。これが、社会問題となった。
第4章:平成〜令和——「お墓の多様化」時代
「墓じまい」という選択肢
平成時代(1989年〜)、「墓じまい」という言葉が生まれた。
墓じまいとは、お墓を撤去し、遺骨を別の場所に移すことだ。
なぜ墓じまいが増えたのか。理由は明確だ。
- 管理できない:遠方で、墓参りに行けない
- 継承者がいない:子どもがいない、子どもが遠方に住んでいる
- 経済的負担:年間管理費、墓石の修繕費がかかる
「改葬」という選択肢
改葬(かいそう)とは、お墓の引っ越しのことだ。
遠方の実家のお墓から遺骨を取り出し、引っ越し先の近くの墓地に移す。
改葬には、「改葬許可証」が必要だ。これは、以下の手順で取得する。
- 現在の墓地がある市区町村で「埋葬証明書」をもらう
- 新しい墓地がある市区町村で「受入証明書」をもらう
- 現在の墓地がある市区町村で「改葬許可証」を発行してもらう
手続きは煩雑だが、やってできないことはない。
第5章:令和の選択肢——「お墓の引っ越し」vs「お墓を持たない」
【選択肢1】改葬:お墓を引っ越す
① 従来型:新しい墓地に墓石を建てる
最もオーソドックスな方法だ。引っ越し先の近くに墓地を購入し、新しい墓石を建てる。
メリット:
- 伝統的な形式を保てる
- お墓参りがしやすい
デメリット:
- 費用が高い(墓石代100〜300万円、墓地使用料50〜200万円、年間管理費1〜2万円)
- 管理の手間がかかる
② 2026年の新潮流:自動搬送式納骨堂
都心の駅近に多い、自動搬送式納骨堂が人気だ。
仕組み:
- ICカード一枚で、遺骨が参拝ブースまで自動で運ばれてくる
- マンションの宅配ボックスのようなイメージ
メリット:
- 駅近で、仕事帰りに寄れる
- 天候に左右されない(屋内)
- 清掃・管理が不要
デメリット:
- 費用が高め(50〜150万円)
- 機械が故障すると参拝できない
実例:
- 東京都港区「赤坂浄苑」
- 大阪市北区「應典院納骨堂」
【選択肢2】墓じまい:場所からの解放
① 海洋散骨
遺骨を粉末状にして、海に撒く。
メリット:
- 費用が安い(5〜30万円)
- 特定の場所を持たないため、引っ越しに左右されない
- 「自然に還る」という考え方に共感する人が多い
デメリット:
- お墓参りの「場所」がない
- 親族の理解が得られにくい場合がある
実例:
- 「ブルーオーシャンセレモニー」などの専門業者が代行
② 樹木葬
墓石の代わりに樹木をシンボルとする。
メリット:
- 墓石がないため費用が安い(10〜80万円)
- 年間管理費がかからない「永代供養」付きが主流
- 自然の中で眠れる
デメリット:
- 骨壷から遺骨を取り出すため、後から移動できない
- 樹木が枯れる可能性がある
実例:
- 長野県「義仲メモリアルパーク」
- 東京都「都立小平霊園 樹林墓地」
③ 永代供養墓
寺院や霊園が、永代にわたって供養してくれる合葬墓。
メリット:
- 最も費用が安い(3〜50万円)
- 管理不要
- 後継者不要
デメリット:
- 他人の遺骨と一緒に埋葬される
- 一度埋葬すると、遺骨を取り出せない
【選択肢3】次世代型:テクノロジーの活用
① デジタル墓・バーチャル参拝
墓石にQRコードを設置し、スマホで故人の写真や動画を見られるサービス。
2026年現在、AR(拡張現実)を用いて、引っ越し先の自宅にいながらお墓参りを疑似体験できる仕組みも普及しつつある。
実例:
- 「デジタル墓参り」アプリ
- 「メモリアルクラウド」サービス
② 送骨(そうこつ)
遺骨を郵送し、遠方の寺院へ納骨・合祀してもらうサービス。
仕組み:
- ゆうパックで遺骨を寺院に送る
- 寺院が合祀してくれる
メリット:
- 移動不要
- 費用が安い(3〜10万円)
デメリット:
- 遺骨を郵送することへの心理的抵抗
実例:
- Amazonでも「納骨権」が販売されている(2026年現在)
第6章:空き家探しの「見えない壁」——仏壇問題
「仏壇があるから、貸せない」
移住先で空き家を探していると、何度もこの言葉を聞く。
「家は貸したいんだけど……仏壇があるから、どうしたらいいか分からなくて」
東北で、中国で、四国で——どの地域でも、同じ悩みがある。
なぜ「仏壇があると貸せない」のか
家主の心理は、こうだ。
- 「ご先祖様を置いたまま、他人に貸すのは失礼」
- 「仏壇を動かすと、バチが当たる」
- 「仏壇の処分方法が分からない」
そして、借主も不安を抱える。
- 「仏壇がある家を借りていいのか」
- 「勝手に仏壇を動かしたら、怒られるのでは」
この「見えない壁」が、空き家を市場に出すことを阻んでいる。
解決策:「仏壇じまい」という選択肢
お墓の「墓じまい」と同様に、仏壇も**「閉眼供養(魂抜き)」**をして処分・買い替えができる。
手順:
- 閉眼供養:僧侶に依頼し、仏壇の「魂」を抜いてもらう(費用:1〜5万円)
- 処分:仏壇店や不用品回収業者に依頼(費用:2〜10万円)
- 新しい仏壇を購入:コンパクトな仏壇、モダンな仏壇など
2026年の仏壇事情
① コンパクト仏壇(手元供養)
マンションにも置ける、小型の仏壇が人気だ。
実例:
- Amazonの「モダン仏壇」カテゴリ
- 楽天市場の「ミニ仏壇」特集
② 仏壇クリーニング・サイズダウン
「全部捨てる」のではなく、今の仏壇をリメイクして新居に持っていくサービスも存在する。
実例:
- 「お仏壇のまごころ」(仏壇リメイク専門業者)
- 「仏壇クリーニング・修復サービス」
移住者のメリット:交渉のカードになる
仏壇の取り扱いについて知識があれば、気に入った物件のオーナーに「こうすれば貸しやすいですよ」と提案(交渉)できる。
提案例:
- 「閉眼供養をして、仏壇を別の場所に移せば、安心して貸せますよ」
- 「閉眼供養の手配をお手伝いしますので、仏壇はそのままで大丈夫です」
この知識が、空き家探しの武器になる。
第7章:「物理的な距離」と「心の距離」をどう埋めるか
引っ越し先にお墓を「持っていく」vs「行かずに済む形にする」
令和現在の選択肢。
① お墓に「通う」派:
- これまで通りお墓に通う
- お墓の場所・在り方を変えない
- 伝統的な形式を保ちたい
② お墓を「持っていく」派:
- 改葬して、引っ越し先の近くにお墓を移す
- 自動搬送式納骨堂を利用する
- 伝統的な形式を保ちたい
③ お墓を「行かずに済む形にする」派:
- 海洋散骨、樹木葬、永代供養墓
- 「特定の場所」を持たない
- 「自然に還る」という考え方
「心の距離」をどう埋めるか
お墓が遠くても、「心の距離」を縮める方法はある。
- オンライン墓参り:ZoomやSkypeで、親族と一緒にお墓参り
- デジタル墓:スマホで、いつでも故人を偲ぶ
- 年に一度の帰省:盆暮れに、必ず墓参り
- オリジナル祭壇:家の中に手作りの祭壇を作り、故人を偲ぶ
大切なのは、「形」ではなく「気持ち」——そういう考えもあります。
第8章:実務編——改葬の手続きと費用
改葬の手順
改葬(お墓の引っ越し)を決めたら、以下の手順で進める。
- 現在の墓地管理者に連絡:「改葬したい」と伝える
- 埋葬証明書を取得:現在の墓地がある市区町村で
- 新しい墓地を決める:引っ越し先の墓地を契約
- 受入証明書を取得:新しい墓地から
- 改葬許可証を取得:現在の墓地がある市区町村で
- 遺骨を取り出す:石材店に依頼(閉眼供養も必要)
- 新しい墓地に納骨:開眼供養を行う
手続きは煩雑だが、やってできないことはない。市区町村の窓口で「改葬許可証の申請書」をもらい、必要事項を記入して提出すればよい。
【比較表】お墓の引っ越し(改葬)vs 墓じまい
「今の場所から遺骨を出す」費用は共通だが、「その後、どこに納めるか」で総額が大きく変わる。
| 項目 | お墓の引っ越し(改葬) | 墓じまい(永代供養・散骨) |
|---|---|---|
| 主な目的 | 今の墓を閉じ、新居近くに建て直す | 今の墓を閉じ、管理不要な形にする |
| 撤去費用 | 約20万〜50万円(墓石解体) | 約20万〜50万円(墓石解体) |
| 離檀料 | 数万〜20万円程度(お寺の場合) | 数万〜20万円程度(お寺の場合) |
| 新しい納骨先 | 約100万〜300万円(墓地代・墓石代) | 約5万〜50万円(合祀・散骨・送骨) |
| 管理費 | 年間 数千円〜2万円程度 | なし(一括払いのみ) |
| 総額目安 | 約150万〜400万円 | 約30万〜100万円 |
費用のポイント
お墓の引っ越し(改葬):
- 新たに墓石を建てる場合、高額になる(100万〜300万円)
- ただし、引っ越し先に「自動搬送式納骨堂」などを選ぶと、100万円前後まで抑えることも可能
- 年間管理費が継続的にかかる
墓じまい:
- 海洋散骨や、他の方と一緒のスペースに埋葬する「合祀(ごうし)」を選べば、費用を最小限に抑えられる
- 送骨:Amazonなどで販売されている送骨パックを利用すれば、納骨費用を数万円程度で完結させることも可能
- 年間管理費がかからないため、長期的には経済的
どちらを選ぶべきか
お墓の引っ越し(改葬)が向いている人:
- 「お墓」という「場所」を持ちたい
- 伝統的な形式を保ちたい
- 引っ越し先の近くで、定期的にお墓参りがしたい
墓じまい(永代供養・散骨)が向いている人:
- 管理の手間を減らしたい
- 費用を抑えたい
- 「特定の場所」にこだわらない
- 後継者がいない
離檀料トラブルに注意
**離檀料(りだんりょう)**とは、寺の檀家を抜ける時に支払う費用だ。
法律で定められた金額はなく、寺によって異なる。数万円で済む場合もあれば、数十万円〜100万円以上を請求されることもある。
トラブル回避のポイント
- 事前に確認する:「離檀料はいくらですか?」と直接聞く
- 相場を知る:一般的には、年間管理費の3〜10年分が目安
- 交渉する:高額な場合は、「この金額の根拠を教えてください」と丁寧に聞く
- 弁護士に相談:法外な金額を請求された場合は、専門家に相談
親族との合意
改葬や墓じまいを決める時、**最大の障壁は「親族の反対」**かもしれません。
よくある反対理由
- 「ご先祖様に申し訳ない」
- 「お墓を動かすとバチが当たる」
- 「勝手に決めるな」
対策:4つのステップ
決定前に、必ず親族に相談する。
例:
・「こういう理由で考えているのですが、どう思いますか?」
例:
- 「遠方で、年に一度も墓参りに行けない」
- 「年間管理費が負担になっている」
- 「子どもがいないため、後継者がいない」
例:
- 案1:改葬(引っ越し先の近くに墓を移す)
- 案2:永代供養墓(寺が管理してくれる)
- 案3:現状維持(年間管理費を払い続ける)
「宗教的に問題ない」というお墨付きをもらう。
菩提寺の僧侶に相談し、「改葬や墓じまいは、仏教的に問題ありません」という言葉をもらえば、親族も納得しやすい。
改葬・墓じまいの「心理的ハードル」
費用や手続きよりも、心理的なハードルの方が高い。
「ご先祖様を動かすなんて……」という罪悪感。
だが、お墓は誰のためにあるのか。
ご先祖様のためよりも、故人を偲び思い出す、生きている人のためにあるような気がしませんか。
お墓参りができない場所にお墓があるよりも、管理できず放置されたお墓に後ろめたさを感じるよりも、
ご先祖様を身近に感じられるあり方。
もしやモダン東北風・埋葬文化?

大切なのは、「形」ではなく「心」ではないでしょうか。
おわりに:お墓や仏壇をどうするかは、「空き家を動かす第一歩」
「仏壇があるから、貸せない」
空き家探しをしているとき、何度かこの言葉を聞いた。
「家は貸したいんだけど……仏壇があるから、どうしたらいいか分からなくて」
東北で、中国で、四国で——どの地域でも、同じ悩みがあった。
家主は、家を貸したい。移住者は、家を借りたい。だが、仏壇が「壁」になっている。
そして、もう一つ。お墓も「壁」になっている。
「実家の墓があるから、売買は…」
お墓と仏壇。この2つは、空き家を「動かせない」見えにくい理由ではないだろうか。
空き家問題の本質
日本には、約850万戸の空き家がある(2023年時点)。そして、その多くが市場に出ていない。
なぜか。
「貸したいけど、貸せない」「売りたいけど、売れない」理由があるからだ。
- 仏壇がある
- 荷物が残っている
- 修繕が必要
- 敷地にお墓がある
- 相続が未解決
知識が、空き家を動かす
仏壇は、閉眼供養をすれば動かせる。お墓は、改葬許可証を取れば動かせる。
だが、その方法をぼんやりとしか知らない人が多い。
家主は、「仏壇を動かす」具体的な方法を知らない。または手間を前に先延ばしにする。移住者は、「お墓を動かせる」ことを知らない。
知識を増やせば、行動意欲の火種になる、その先に空き家は動く。
選択肢は、人それぞれ
お墓について:
- これまで通りお参り
- 改葬(お墓を引っ越す)
- 墓じまい(永代供養墓、海洋散骨、樹木葬)
- 自動搬送式納骨堂(都心の駅近)
- 送骨(遺骨を郵送して納骨)
- デジタル墓・バーチャル参拝
仏壇について:
- 閉眼供養して処分
- コンパクト仏壇に買い替え
- 仏壇をリメイクして新居に持っていく
空き家を動かすために
お墓や仏壇をどうするか——それは、個人の問題であると同時に、社会の問題でもある。
「仏壇があるから貸せない」という家主が、仏壇を動かす方法を知れば、空き家が市場に出る。
「実家の墓があるから」という人が、墓じまいの方法を知れば、空き家が市場に出る。
お墓や仏壇をどうするかを決めることは、空き家を動かす第一歩。
最後に
お墓や仏壇をどうするか。
それは、「自分の問題」であると同時に、「誰かの問題」でもある。
あなたが決めることで、空き家が動く。
そして、やっぱり家も長く空き家であるより、新たに人が住み始める方が喜ぶ気がする。
【関連記事】



